本間泰史 研究概要
ディラック作用素とスピノールの幾何学(スピン幾何学)
ディラック作用素という楕円型一階微分作用素は,数学,物理学の様々な分野に現れます.この一階微分作用素をいろいろな側面(微分幾何学,大域解析学,表現論など)から眺め,その本質を理解することがひとつの研究目的です.具体的に述べれば,スピン幾何学,ツイスター理論,ゲージ理論,指数定理,対称空間上での調和解析などが挙げられます.
また,ディラック作用素に限らず,リーマン多様体上の幾何構造から定まる微分作用素らの幾何学的,解析学的性質を理解することも目的としています.ここのところは,そちら主です.例えば,アインシュタイン多様体(四元数ケーラー多様体,Nearly
Kahler多様体など)
ゼミなどでは,もっと広く幾何学を扱っています.シンプレクティック幾何・ポアソン幾何・離散微分幾何・表現論など.
研究テーマとしては,次のような感じですが,それぞれ独立ではなくどれも関連性がありまあすね.
- スピン幾何学,リーマン幾何学
- ゲージ理論,ツイスター理論
- シンプレクティック幾何学
- 指数定理,微分位相幾何学
- 表現論,調和解析学
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